手芸

私の大好きなミシンたちの話

こんばんは、三日月です。

先日到着したミシンを、今日動かしてみました。

生まれて初めてのコンピューターミシン。

JAGUAR MM-115P

という機種です。

ミシン単体で2万5千円くらいでした。

コンピューターミシンが、このお値段ですよ?

電動ミシン並みのお値段に、わが目を一瞬疑いましたもの。

私の初めてのミシン

10歳くらいの時。

おもちゃのミシンを親にねだりました。

自分のお洋服やお人形のお洋服を、どうしても自分で作りたかったのです。

お人形のお洋服はおもちゃ屋さんに行かないと買えないし、おもちゃ屋に行くのは恥ずかしいし、遠いし。

親が私に購入する服はちっとも好きになれないし。

国語か算数の成績が良かったら買ってあげるというので、国語を頑張って三段階のよい成績を無事にとりました。

算数だったらミシンは今も手にしてなかったな笑。

で、買ってもらったのはおもちゃではなくてBrotherの電動ミシンでした。

まさか本物のミシンを買ってもらえると思わなくて、うるさすぎて叱られるくらい、はしゃいで喜んだのを覚えています。

それから家を出るまで8年間ほど、ずっと愛用してました。

若い子向けのお洋服屋さんでセール品を買って、ばらして、型を取って、量産。

台襟とボタンホールに苦戦したのを今でも覚えてます。

中学生の時の制服をばらして普段着を作ったりもしましたっけ。

生地の入手も難しかったんですよねぇ。

子供が行動できる範囲に、服地屋さんや手芸屋さんが無かったから。

今思えば、洋服として成立しないような生地でも、あれば喜んで使ってピンタックやフリルつけてピンクハウスもどきスカートとか作ってました。

親は嫌がってましたw

そんな服を着ている子供は近所にいなくて、私以外の他人から見るとコスプレにでも見えたんだろうなww

2代目のミシン

結婚してすぐ。

我が家の主の妹の結婚式に着ていくお洋服を持っていなくて。

ノースリーブワンピースをとてもリーズナブルに入手したので、それに合わせるボレロを探していました。

当時は知らない町に引っ越したばかりでお金を持ってなくて、パートに出ていたけど私は自由に使えるお金が無くて。

ボレロならレース生地を買えばなんとか作れるんじゃないか?という話になって。

「実家から持ってくる」が不可能な距離だったので、初代子のことはあきらめてました。

で。我が家の主が職場で型落ち新古品のミシンを購入してくれました。

それが今も手元にあるSINGER MERRITT SF-360という機種です。

この子がまた、ただの電動ミシンなのに未だにしっかりと動く。

どこも悪くなってないのです。

送り歯が2枚歯(多分)のために、私の要望には応えてくれなかったりしますが、それはこの子が悪いのではなく。

この子は一度も故障しなくて、一度も不具合なんか起きなくて、本当に良い子でした。

結婚式に着ていくボレロもきちんと作れましたし、それ以降ジリ貧の日々にも手作りのお洋服を生み出してくれましたし。

こびとさん(お人形)のお洋服もたくさん生み出してくれました。

小回りが利かないとか、すぐ布を噛んじゃうとか、よくある悩みはありつつも24年強、傍にいてくれた大切な子です。

多分手放せないな。。。

これから活躍してくれるミシン

今日、コンピューターミシンというものがどういうものなのか。

なんで電動ミシンや電子ミシンと区切られているのか。

何となくわかった気がします。

試し縫いの時点で、ちょっと感動したくらいなのです。

特典でついてきたよくわかんないミシン糸、おそらく一番使わないと思うピンク色を使って、黒い生地に思うままにミシンを動かしてみました。

液晶画面で縫い目や縫い幅(ジグザグなど)を自由に設定でき、かがり縫いももよう縫いも自由自在でした。

糸のかけ方とかは結局のところ、家庭用ミシンだからどれもそんなに違いはなく。

ボビンが垂直じゃないからちょっと驚いたり、ボビンケースだと思い込んでいたものが存在しなかったり、静かだったり。

コンピューターと名がつくだけで、かなり構えてしまった昭和生まれの機械オンチ。

そんな私でも簡単に軽々扱えるほどに、めっちゃわかりやすくて安定してました。

縫うスピードが2代目子ちゃんは2段階しかなかったので、無段階設定に感動すら覚えました。

手元ライトはちょっと弱いと思ったので、デスクのライトを使って補えば問題なし。

小回りがきいて、糸調節を自動で行ってくれたりするのでわずらわしさからも解放。

しかも!!

伸縮する生地も普通の糸で、普通の押えで、何の問題もなく縫えてしまうこの心地よさ!

これがコンピューターミシンかぁ~

多少無理を言っても、余裕で動いてくれるこの感じ。

2代目子ちゃんに同じ要求したら、老体に鞭打ってる感は否めなかったw

これはミシンを使うのが本気で楽しくなりそうで、楽しみで仕方ないです。

ファスナー押えもコンシールファスナー押えも購入しているので、自分のお洋服(主にスカート)も気兼ねなく縫えそう!!

個人的には、三巻縫い押え(名前あってる?)が画期的でした。

まだ使いこなせているわけではありませんけど、これちゃんと使いこなせるようになったら、作れるものの幅が一気に広がりそうな気がします。

多分、この処理をしたハンカチを何枚か持ってる!と思う。

ミシンを2台並べてヘラヘラしています。

すごくいいお買い物でした。

こんなにいっぱい喜ばせてもらって、未だに購入金額が信じられません。

自分から自分への退職祝♪

 

☆ここまで読んでくださり、どうもありがとうございました☆